今日の職場(キノコ工場)の疲労物質が蓄積された成人が洩らすため息はお酒臭いため息ばかりなのです。キノコに悪影響。誰も酒が抜け切っていないのに追われるキノコ処理。キノコ雑務。キノコへの声かけ。
ガクガク落ちるオオタニに「だいじょうぶ?」とキノコは優しく問うてくれます。「ありがとう、優しいねキノコは。でも、キミらの笑顔が何よりのご褒美ですよ。」オオタニもそれに答えます。
げんなりしながら定時にあがり、大泉学園にヤボ用がありましたので吉祥寺からバスに乗り込みました。ほどよい渋滞とゆれ加減と二日酔いが心地よい睡眠を誘います。
ははーっと気付いたら大泉学園をひとつ過ぎていまして、なんですよ田無行きでしたかなんて焦りは微塵も出さず、さらりと降りますボタンを押しました。止まるバスに階段でもつれる足。コンクリに打ち付けたヒザと理解しきれない脳。動き出したバスと見守る乗客。なんですよ降りるときの儀式ですよなんて転んだ羞恥は微塵も出さず、颯爽と歩きだしました。