さよならさんかく

4月は別れの季節です。少なくとも今年の自分にはそういう時期でありまして、たくさんの別れがありました。
気持ちの整理が付かぬまま、昨年度まで一緒に組ませていただいた上の人が異動し、拠り所のないようなそれでいて焦燥感は拭えなく、濁ったドロドロの何かを飲み込めないでいるような感じなのです。
今日、一つの企画を遣り遂げて、不安な達成感を得ていたときに、異動された方からメールをいただきました。
どうでしたか?と気遣いから入り、すべておまかせしてごめんね、と労ってもらい、でもオオタニを信頼していたからまったく心配していなかったよ、と励ましてもらい、本当にありがとう、ということばで閉じてありました。読み終えた刹那、自分の胸裏には複合的などうしようもない感情が芽生えてしまいました。
道徳心を抜きにしても、相手を慮る気持ちがどれだけ周りを救うかとゆうこと、目先の困難にぶつかっていてばかりの自分の腑甲斐なさ、感情に捉われ優先されて適した対処を取れない不器用さ。それらを見据えずともありがとうの一言があったのだとしたらこんなに救われた一言はなかったのです。
ありがとうにありがとうを。少しだけでも高められた目標を目指す一日でございました。